今はスーパーや販売店などの食品小売業界は極端な人手不足です。
もしあなたが仕事を辞めたいと思ってもなかなか辞められない状況のところが多いと思います。
そんな中で辞めるにはそれなりの説得力と勇気が必要となります。
もちろん、どうにもやってられなくて今すぐ辞めてしまいたいという場合もあります。
その時は退職代行に依頼するという方法もあります。
しかしその後も同じ業界でやっていかなければならないような場合も多かったりします、
その時は辞める理由が「相当納得できる」ものでないとその後がやりずらくなります。
退職理由が世間一般で通用するものになっているか、どうしたら説得力を持たせることができるか悩んでいる人も多いと思います。
そこで今回はスーパーや販売店のような食品小売業に限定して説得力のある退職の伝え方について考えてみたいと思います。
とく同じ業界で転職を考えている人に参考にしていただけると幸いです。
食品小売業は退職を言い出しにくい
スーパーや百貨店、販売店などの食品販売業界は人員体制は本当にギリギリの状態でやっています。
シフトを組みながら勤務ローテーションを回しますが一人欠員が出ただけで大変なことになってしまいます。
余裕の人材がいるわけではなく、欠員が出たら休みの人にできてきてもらったりその調整は大変なものです。
そんな中で仕事を辞めるということを言い出せない状況になっています。
それこそ退職を切り出せば何を言われるかわからないと言った感じです。
その状況下で辞めるとなるとそれ相当の対策が必要となるわけです。
円満に辞めるための効果的な対策
そんな中でもスムーズにしこりなく辞められていった方もたくさんいます。
そういった人達には共通した特徴点がありました。
それらを参考に後腐れなくスムーズに退職できる方法を案内したと思います。
- 説得力のある退職理由
- 早めの申告
- 辞める時期
- やってはいけない行為
先ほど申し上げたように今非常に辞めにくい状況になっています。
上記に挙げられたものを丁寧に実践していくことが円満退社のポイントとなります。
それでは詳しく見ていきましょう。
説得力のある退職理由
退職理由はしっかり考える必要があります。
その前に思いつきや感情的になっていうことだけは避けてください。
くれぐれも注意しましょう。
ほとんど人間関係が原因ではあると思いますが直接の理由としないことをオススメします。
退職理由は大きく２つに分けられます。
必ず辞められる絶対的な退職理由と状況に応じて辞められる相対的な退職理由があります。
必ず辞められる絶対的退職理由
これは客観的にどうしても辞めざるを得ない場合です。
転勤、引越し、病気などが挙げられます。
物理的に職場に通えない場合といえます。
仕事を辞めるのがやむを得ない状況と言える場合です。
この場合はほとんどの場合問題なく辞めることができるでしょう。
退職理由をここに持って来れるかという点も大きなポイントになります。
状況に辞められる相対的退職理由
後者は主観的に辞めたいと思って辞める場合で、退職される方の人間関係、感情、意欲、意思によるものです。
職場の雰囲気がイヤだ、待遇が納得できない、期待と違ってやる気が失せた、もっと待遇のいいところに行きたい等々。
あくまで本人の自発的意思に基づくことなので「やむを得ないとはいえない」退職理由になります。
もちろんそれでも手続きさえしっかりできていれば辞められます。
しかしながらこの場合は先ほどの状況もあるので退職理由に「相当な説得力」が必要となります。
ここにどうやって「説得力」を持たせられるかがポイントになります。
上記の絶対的退職理由があればそちらを理由にした方がいいでしょう。
説得力ある退職理由の伝え方については別途ご案内させていただきます。
早めの申告
通常は就業規則で1ヶ月前や2週間前などの申告が必要とされています。
しかし、今の食品小売業界では１ヶ月で代わりを見つけるのは相当難しいのでもう少し前に申告しておくとスムーズに行きやすいでしょう。
目安としては3ヶ月前くらいが理想です。
上長に辞める意思があることを伝えておく程度でいいです。
あまり早く意思を伝えすぎると嫌がらせを受けてしまうという意見もありますがその判断は個別具体的に行なっていくべきだと思います。
辞める時期
食品小売店の場合は辞める時期も重要です。
当然繁忙期と言われる8月、12月前は避けられるようなら避けた方がいいでしょう。
強引に辞めるというのも手ですが円満に辞めることを重視するなら1月〜3月くらいがベストです。
やってはいけない行為
その他やってはいけない行為、やるべきではない行為もあります。
- 嘘をつくこと
- 無断欠勤、遅刻
- 会社の悪口をSNSで拡散
それぞれ見ていきましょう。
嘘をつくこと
自分の不利益になることは言う必要ないですが嘘はついてはいけません。
辞める際に虚勢を張る人がいます。
大体その人のレベルはみんなわかっています。
無理して大きく見せる必要はありません。
給料がいいところが見つかった、自分を評価してくれるところがあるなど嘘はつかないことです。
すぐにバレます。
無断欠勤、遅刻
どうせ辞めるからと言っても無断欠勤や遅刻する人も出てきます。
最後までキチンと仕事をこなしましょう。
後々業界で話が回るものです。
SNSで会社の悪口
最近ありがちなのが会社の悪口をSNSで拡散する行為です。
気持ちはわかりますがこれをするとヤバいやつとレッテルを貼られます。
その後も業界にいたいならしないことです。
円満退社になってから
以上のポイントに注意していけな円満退職の運びとなりますがいくつか注意点があります。
次に仕事のことです。
本当なら転職先が決まってから退職を申し出てほしいですがそうでない人もいると思います。
そこで食品小売業界からどんな会社へ転職しているのか見てみたいと思います。
もちろん同業他社に転職ということが多い業界ですが意外な転職先へ行った人たちもいます。
例を挙げると次の業種です。
介護、運送関係、自営
この中でも介護関係へ転職される方が多くなっているように思います。
自営の場合はともかく各業界の転職先の状況も見ておきましょう。
まとめ
仕事を辞めると言うことは本当に勇気がいることです。
しかも慢性的な人員不足の業界であればなおさら後ろ髪を引かれる思いで退職を申し出ないといけないと言うことです。
それはとてもしんどいものです。
しかしながら、自分の未来も大切です。
業界の忙しさに流されることなく自分自身の人生設計を見直されることが大事だと思います。
あくまで自分の人生家族の人生を優先して未来を構築していくべきだと思います。
＜終わり＞
コメント