仕事を辞めたとして家業を継げるのは一見恵まれた環境のような気がします。
本人にとっても楽なのかも知れません。
ただその家業も先行き不安な事業であれば少し考えないといけないでしょう。
特にもっと上を目指したい人にとって家業を継ぐ以外の選択肢も視野に入れておいた方がいいように思います。
今回は家業を継ぐとしてどのような未来が待ち受けているのか見ていきたいと思います。
家業にはどんなものがあるか
家業を継ぐということなので既に親がなんらかの商売をされているということだと思います。
工務店や鉄工所、中華料理店、レストラン、居酒屋、寿司店、花屋、運送業、鮮魚店、スーパーいろいろあると思います。
もちろん、個人事業主でやっているところもあれば法人としてされているところもあると思います。
元々あなたは就職において違う業種を選んでいるので、おそらく若い頃は家業を継ぎたくないと思っていたのかも知れません。
しかし仕事を辞めることになってあらためて家業を継ぐかどうか迷っているということだと思います。
家業は継続できる業種か
もしかして家業といっても長く継続が見込めない業種なのかも知れません。
少なくとも若い頃には魅力ある仕事ではなかったように思います。
仕事を辞めて選択肢がなくなったので今選ぼうとしているわけです。
もちろん、家族が仕事を継続できなくなってやむを得ず家業を継がなければならないという人もいるでしょう。
そうだとしてもその家業に将来があるかどうかはしっかりと見極めないといけないと思います。
家業が先行き不安な状況だったら
いずれにしても家業がこの先成長する見込みがないであればやはり別の選択肢も考えないといけません。
これからますますAI化が推し進められていく世の中になっていきます。
人がしてきた仕事の大部分が取って代わられてしまいます。
例えば、印刷業などは既にその傾向が見られます。
家業を継ぐという選択肢もよほど先行き明るい業界でないと難しいということになります。
新事業を興すという選択肢も視野に入れてもよさそうです。
新事業を起こす選択肢
家業があるというのは大きなメリットにもなります。
既に事務所や拠点になる場所はあるからです。
なにをするにしても基礎があるのとないのでは労力とお金の負担が軽く済みます。
家業を継ぐのがいいか、新しく事業をおこすのか今ここでしっかり検討してみるのもいいのではないでしょうか。
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家業を継ぐのを辞める判断基準
いろいろ考える要素はあると思います。
ただどんな商売でも言えることは、
「その地域で必要とされているか」
が一番重要です。
需要があるかということです。
採算とれるくらいの収益が上げられるかです。
それも今だけでなく20年後にも需要があるかどうかで判断すべきです。
未来のことはわからないとしても家業でされているならおそらくその判断くらいはできると思います。
この基準はどんな商売をしていても当てはまる基準です。
自分たちがやりたいと思っていても周りが必要としなければ事業は成り立ちません。
どこか助けてくれる、協力してくれると思っていたら大間違いです。
自分たちが必要とされているか客観的に判断できないようであればそもそも経営はすべきでないということです。
厳しいようですが事業経営に向かないのであれば安定した転職の道を選ぶことも必要です。
最後に
家業を継ぐならやはり全振りで望むべきでしょう。
みんなを不幸にしないためにも必死になって地域に必要とされる存在にまで持っていきましょう。
それが無理であれば転職するか新規事業を立ち上げる選択肢を取りましょう。
<終わり>
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